ゆっくり噛んでカロリーオフ インプラントでダイエット|京都のインプラント手術なら医療法人明貴会山口歯科医院

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インプラントについて

ゆっくり噛んでカロリーオフ インプラントでダイエット

ダイエットも咀嚼によって得られる効能の一つです。東京歯科大学で行った、満腹になるまでおにぎりを食べ続けるという実験によると、できるだけ同じ条件で一口につき50回咀嚼した時と、いつも通りに咀嚼して食べた時で、満腹になるご飯の量の違いが明らかになりました。これによると、普通に咀嚼した時は満腹になるまで平均693gのご飯が必要だったのに対して、50回咀嚼した時は平均528gで満腹感が得られたそうです。50回咀嚼することで165gも食事量が減ったことになります。つまり20%以上のカロリーカットができたということです。これは通常、食べ始めてから血糖値が上がってくると、「もうお腹がいっぱいだよ」という指令が脳に伝わるのですが、早食いをしてしまうと胃の満腹感に対して血糖値の上昇が間に合わず、脳に指令が届かず食べ過ぎになってしまうと考えられます。脳に指令が届くまでに、どんどん糖分が吸収されることになってしまい、これが食後高血糖(血糖値スパイク)につながってしまい、とても体に悪いのです。一方でゆっくりしっかり咀嚼して食べると、十分な量の唾液が分泌され、食べ物が細かくなることで消化吸収されやすくなります。また、アミラーゼという糖分解酵素としっかり混ぜあうので腸でスムーズに吸収されます。ですから食べる量が少量でも血糖値が上がりやすくなり、脳に指令が届くのです。これによって食べ過ぎを防ぐことができます。少量ずつしっかり咀嚼して、一口50回くらい咀嚼して食べると、食後高血糖・血糖値スパイクを防げるのです。つまりそれは、AGEs(終末糖化産物)に害から体を守ることができるということであり、メタボリックシンドロームの予防につながるのです。ご存じのように、メタボリックシンドロームは、生活習慣病の重要因子であり、老化を促進する大きな因子です。そのため、メタボリックシンドロームを防ぐことができればアンチエイジングにもつながるのです。実際徳洲会新都心クリニック(那覇)では、肥満治療の一環として咀嚼の指導を行い、効果をあげているそうです。63歳女性が半年の咀嚼指導によって10.3Kgのダイエットに成功したという報告もあります。咀嚼回数を増やすためには少しずつ口に入れて、少なくとも30回、できれば50回ほど味わって噛んで胃に送り込むことが望ましいでしょう。これによって、東京歯科大学の実験に照らすと約20%ものダイエット効果が生まれるのです。かくいう私自身も、この方法を取り入れ半年で5Kgのダイエットに成功しました。なにはともあれ、食事はしっかり咀嚼して、味わいながら美味しくいただいて欲しいですね。

しっかり咀嚼して味わいながら食事を楽しむ。そしてダイエット。歯が欠損しているとしっかり咀嚼することができません。自分の歯の噛む力を100%とすると、部分入れ歯では30%から40%、総入れ歯では10~20%と言われています。インプラント治療では、100%近くまで回復させることができます。

しっかり咀嚼する為にも、歯の欠損がある方は、インプラント治療を検討してみてください。

 

医療法人明貴会 山口歯科医院 理事長 山口貴史

京都市上京区荒神町110-2

 

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