インプラント手術前後の高濃度ビタミンC点滴について|京都のインプラント手術なら医療法人明貴会山口歯科医院

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インプラントについて

インプラント手術前後の高濃度ビタミンC点滴について

当院では、インプラント手術前後に1回あたり12.5g~25gの高濃度ビタミンC点滴を行うことを推奨しています。勿論インプラント手術に限らず口腔外科や歯周病、加速骨造成矯正法などの手術前後には非常に有効と考えています。多くの動物はビタミンCを自分で作ることができますが、人間は作れません。そのため、厚生労働省は1日ビタミンC100mgの摂取を勧めていますが、これは壊血病予防のための最小限の量です。怪我や手術、風邪やインフルエンザ、ヘルペスなどのウイルスの感染時にビタミンCは大量に消費されることから、高濃度ビタミンC点滴を行うことによって、手術後の傷の治りがずいぶんと良くなることを実感しています。また、口腔領域の感染症の治りにも効果があり、顔面のヘルペスウイルスによつ帯状疱疹にも著効を感じています。口腔内領域の慢性疾患にも定期的なビタミンC点滴は効果があります。歯周病やインプラント周囲炎の治療にも有効で、再発予防にも使っています。慢性疾患だけでなく、美容や健康、アンチエイジングのために、初めは週1回を4回程受けていただいて、その後は月に1~2回の点滴をお勧めしています。

また、50mg以上の超高濃度ビタミンC点滴はガン治療にも用いられています。現在世界各国で臨床試験が行われており、ガン予防からステージⅣまでの段階で効果がみられます。口腔領域のガンも増えてきていますから、アンチエイジングとガン予防を兼ねて、副作用のない高濃度ビタミンC点滴療法は、多くの方に受けていただきたい療法の1つです。当院では、手術前後の他、歯科衛生士による定期的な歯石の除去やPMTCと呼ばれる歯のクリーニング時に一緒に受けていただいています。私自身も月に2回25gの点滴を受けています。

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