インプラント専門医のインプラントに対する視点|京都のインプラント手術なら医療法人明貴会山口歯科医院

BLOG ブログ

インプラントについて

インプラント専門医のインプラントに対する視点

インプラントは世界の多くの国で開発され、ほとんどの物が生体親和性の高いチタン製のものが主流です。約60年前にスウェーデンのイエテボリ大学のブローネマルク博士はチタン製の顕微鏡を動物の骨に埋め込み、その血流の研究をされました。その時、チタン製の顕微鏡が骨と結合して顕微鏡を取り出すことができなくなったのです。

そこでブローネマルク博士はチタンが安全で骨と親和性が高いことを発見しました。彼は研究成果を無歯顎(まったく歯がない状態)で困っている患者さんに応用して良好な結果を見出したのです。その後も引き続き研究を積みかさねられ、オッセオインデグレーションという概念を確立。その科学的なエビデンスに基づいて現在のインプラント治療が行われています。

ファッションに流行があるように、インプラント自体いろいろなデザインや流行もありますが、すべての基本はオッセオインテグレーションという概念にあることは違いありません。

私たちは直接スウェーデン・イエテボリ大学のブローネマルククリニックに研鑽しに行き治療技術を修得しました。そして、早くからブローネマルクシステムを応用し、多くの患者さんの治療に応用してまいりました。もちろん、時代の流れとともにインプラント治療の方法も簡略化され、手術も容易になっていています。また、多くのシステムが販売されていますが、私たちは基本的にチタン製であること。そして、スレッド(ねじ切り)のあるものが優れていると考えています。

ハード面の進歩とCTに代表されるように優れた診断ソフトも開発され、より安全に治療計画の立案が可能となり患者さんへの説明もビジュアルに説明ができるようになってきました。当院では2021年よりXガイドシステム(コンピュータガイドシステムを導入し、より安全により正確なインプラント手術を実現しております。

技術面では、1990年代からオッセオトーム法、骨再生法などが開発され、以前は骨が痩せていてインプラント手術が不可能だったところもインプラント手術が可能となっています。

私は、インプラント治療は再生治療であると考えています。なぜなら、失った{食べる、発音}という機能の回復のみならず、口元の審美性の回復、そして頬部のシワがなくなり顔貌の変化が得られるからです。すなわち、インプラント治療は究極のエイジングケアであると言っても過言ではないと考えています。

月別アーカイブ

CONTACT お問い合わせ