インプラント・骨再生治療前後の注意事項|京都のインプラント手術なら医療法人明貴会山口歯科医院

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インプラントについて

インプラント・骨再生治療前後の注意事項

インプラント治療・骨再生治療を受ける方へ

 

□    インプラント治療を受ける前には、レントゲン撮影や歯型を採るなど、

検査・診断が必要です。その結果によっては、インプラント治療が行えないことがあります。

また、現在服用されている薬やアレルギーがある時又は変更があった時は、必ずお伝え下さい。

 

□    インプラント埋入手術(一次手術)には、滅菌された器具を使用するため、

滅菌された布で顔や胸を覆います。
 また、静脈内沈静法を用いて行う場合もありますので、

手術当日は一日安静にできるようにして下さい。

尚、手術途中でお手洗いには行けませんので、事前にお済ませ下さい。

 

□    インプラント治療を受けるにあたり、骨再生治療が必要となる場合があります。

□    インプラント手術前日・当日・翌日は、疲れる仕事や行動は避けて下さい。

また当日は、身体を締め付けないリラックスした服装でご来院下さい。

(血圧計を装着・点滴をする際に腕を締めつけない服装でお願いします。)

化粧やマニキュアは落として下さい。

 

□    インプラント埋入時、骨の状態によっては、

予定された部位に埋入しないことがあります。

また、1回のインプラント埋入手術で終えられないことや、

やむを得ず手術を中止する可能性があります。

 

□    インプラント体が骨に完全に結合するまで、

上顎で約6ヶ月、下顎で約3~6ヶ月必要とする見込みです。

その間は、インプラント体は歯肉により覆われています。

その後、インプラント体の上にアバットメントを連結する処置(二次手術)を行います。

この処置には、はじめからアバットメントを連結する方法と、

仮のアバットメントを連結する方法があります。

 

□    骨の状態や何らかの原因で、インプラント体が骨と結合を起こさない場合があります。

その際、インプラント体は撤去し、骨の回復を待って再度埋入するか、

別の部位に埋入する方法がとられます。
 この場合、一次手術時の費用は返還しませんが、

再度埋入したインプラントに関する手術費用はかかりません。
 インプラント使用後、補綴物・アバットメント・ネジなどに破損が生じた場合には

実費がかかります。

 

□    インプラントも天然歯と同様、

清掃不良などの原因で歯周病の症状(インプラント周囲炎)を起こすことがあります。

このような所見が認められた場合、

やむを得ずインプラントを撤去しなければならないこともあります。
 インプラント治療は、患者さまの協力や自覚なしでは行うことができません。

そして、インプラントを長く維持するためには、患者さま自身による術後の管理が必要です。

歯科衛生士の指導を受け、正しいブラッシングを行って下さい。
 治療後は、定期検診に必ず来院して下さい。定期検診では、ネジの緩みや咬み合わせ、

口の中の清掃状態を管理します。

 

□    偶発症、合併症

偶発症とは、施術時又は施術後に偶然に起こる症状です。合併症とは、

ある疾病や施術などにより起こるものです。

いずれも、適切な処置によっても生じうる避けられないものです。

 

・外科処置、薬剤、麻酔などでアレルギー症状やショック症状が生じる可能性があります。

 

・痛みや腫れ、内出血による皮膚の変色が生じる可能性があります。

 

・上顎に埋入する場合、鼻腔や上顎洞への穿孔が生じる可能性があります。
穿孔が生じた場合、上顎洞炎等が生じる可能性があります。

 

・上顎の臼歯部に埋入する際、上顎洞内にインプラント体が迷入する場合があります。

 

・下顎に埋入する場合、下歯槽神経や舌神経の神経損傷が生じ、舌、唇や頬にしびれが生じ、

後遺症が残ることがあります。

 

□    手術後の注意点

・ 痛みや腫れを伴うことがあります。処方された薬を指示どおりに服用して下さい。

 

・ 手術後2週間は、タバコ及びアルコール類などの刺激物はとらないで下さい。

 

・   入浴は避け、シャワー程度にして下さい。

 

・ 手術領域の浮腫を少なくする為に、最初の二晩はなるべく枕を少し高くしてお休み下さい。

 

・ 傷口から絶えずジクジク出血するようでしたら、湿らせた(当院で処方した洗口液)

ガーゼをロール状にして、15分程度軽く噛んで下さい。

この方法でも出血が止まらない場合には、当院までご連絡下ご連絡下さい。

 

・ 市販されているうがい薬や殺菌剤等は、絶対にご使用にならないで下さい。

歯磨きは、傷口に触れないように注意していただきましたら、

通常通り行っていただいても結構ですが、あまり強くうがいをしないようにして下さい。

 

・ 早すぎる義歯の使用は、治癒過程に悪影響を及ぼします。

手術前までご使用になっていた義歯は、

特定の調整(リライニング)が済むまでは絶対にご使用なさらないで下さい。

 

□    手術を受けられた部分に関しての不快な症状、何らかの疑問などございましたら、

当医院までご連絡下さい。

 

□    上記注意事項をお守りいただけない場合は、期待した効果が得られない可能性があります。

 

ご質問はいつでもお気軽にどうぞ

医療法人明貴会 山口歯科医院 理事長山口貴史

歯学博士

日本口腔インプラント学会 専門医

国際口腔インプラント学会・ドイツ口腔インプラント学会 専門医・指導医

日本抗加齢医学会専門医

厚生労働省臨床研修指導歯科医

高濃度ビタミンC点滴療法認定医

 


 

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