インプラントにメインテナンスは必要?その理由と正しいケア方法を解説

インプラントは「入れて終わり」の治療ではありません。治療後のケアこそが、インプラントの寿命を左右する大切なポイントです。
正しいメインテナンスの方法は下記のとおりです。
▼歯科医院でのケア
・インプラント周囲の清掃(PMTC)
・噛み合わせのチェック
・レントゲン撮影や歯ぐきの検査
▼自宅でのセルフケア
・適切な形状の歯ブラシで丁寧に磨く
・デンタルフロスや歯間ブラシを毎日使用する
・研磨剤無配合などの歯磨き粉を活用する
メインテナンスを怠ると、せっかく時間と費用をかけたインプラントが短期間でダメになってしまうこともあります。本コラムでは、メインテナンスが必要な理由と具体的な方法を詳しく解説します。
インプラントにメインテナンスはなぜ必要なの?
インプラントを10年、20年と快適に使い続けるためには、「定期メインテナンス」が欠かせません。インプラント自体はチタン製のため虫歯にはなりませんが、それを支える歯ぐきや骨は生身の組織であり、細菌の影響を強く受けるからです。
ケアを怠ると、歯周病に似た「インプラント周囲炎」を引き起こし、腫れや出血、骨の吸収を招き、最悪の場合はインプラントが脱落してしまいます。構造的に汚れがたまりやすい部分もあるため、セルフケアと歯科医院での「プロフェッショナルケア」を組み合わせることが不可欠です。
歯科医院で行うメインテナンスの内容
・インプラント周囲の清掃・除菌(PMTC):専用器具でセルフケアでは落としきれない汚れを除去します。
・噛み合わせチェック:噛む力の偏りによる破損や炎症を防ぐため、微調整を行います。
・レントゲン撮影、歯ぐきの検査:周囲の骨の状態を定期的に確認し、異変の早期発見につなげます。
どのくらいの頻度で通えばいい?
一般的には3~6か月に1回が目安です。ただし、お口の状態やセルフケアの習熟度によっては、より短い間隔をご提案する場合もあります。定期的な通院は、トラブルを最小限の処置で食い止めるという大きなメリットがあります。
Q1:インプラント周囲炎は、自分で気づけますか?
A1:初期段階では自覚症状がほとんどありません。痛みがないまま進行するケースも多いため、定期検診でのチェックが非常に重要です。
Q2:喫煙はインプラントの寿命に影響を与えますか?
A2:はい。喫煙は血流を阻害し、インプラント周囲炎のリスクを大幅に高めます。長持ちさせるためには、禁煙または減煙を強くおすすめします。
記事監修 医療法人明貴会 ⼭⼝⻭科医院 理事⻑ ⼭⼝ 貴史
■ 略歴
- 1982年 大阪歯科大学卒業
■ 所属学会
