Flow 初診相談の流れ
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お問い合わせ
まずはお電話やホームページのメールフォームよりお問い合わせください(お急ぎの場合はお電話ですとスムーズです)。患者さまのご希望の日時と当院の状況を照らし合わせて、ご来院のタイミングを決定いたします。
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ご来院
ご予約が完了されましたらご来院をお待ちしております。お持ちいただくものは特にございませんが、セカンドオピニオンとしてご利用の場合には、1つ目の歯科医院で受けた検査や診断の資料をお持ちいただけると、当院での検査などが簡略化できる可能性があります。
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問診票のご記入
まずは問診表へご記入をお願いします。患者さまにとって必要な治療の提案を始め、不安や不満を与えない治療を行うためにも、問診表にはできる限りの範囲で結構ですので細かくご記入ください。
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診療室へ
問診表へご記入いただいた後は、診療室へご案内いたします。
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初回カウンセリング
カウンセリングでは、パノラマや歯科用CT撮影の結果をもとに担当歯科医師が診断を行い、インプラント手術に対するご要望をお伺いいたします。
また、インプラントコーディネーターからは、患者さまの歯がいつなくなったのか、なくなった原因(虫歯、歯周病、転倒、事故など)のヒヤリングを始め、生活習慣(歯磨き、飲酒、喫煙、ご職業など)の確認、治療期間やご予算のご希望があるかなどをお伺いいたします。 -
症例検討
患者さまの口腔内を歯科衛生士が歯科用カメラで撮影し、その画像とカウンセリングの情報とを併せて、歯科医師が診断を行います。
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専門医によるご説明
インプラント専門医より診断の結果をご説明いたします。口腔内がどのような状態なのか、インプラントを行うのに適した症例か、インプラントを行うのであればどのような流れになるのかなどを、患者さまにご理解いただきやすいかたちでお伝え致します。なお、当院は担当歯科医師制を採用しております。
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インプラント手術の流れ
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診療計画
担当歯科医師が口腔内の模型作製、歯科用CT撮影などを行い、それらの資料を基にインプラントの診療計画を立案しご提案、ご説明いたします。患者さまのご予算やお支払い方法、保証内容やスケジュール等についてもインプラントコーディネーターとご不安がなくなるまでご相談ください。
インプラント手術は口腔インプラント専門医および、インプラントに関する様々な資格を持つ理事長が自ら担当、あるいは理事長の指導の下で行います。患者さまに不安を感じさせることのない手術体制を整えています。 -
歯科衛生士による歯周治療
インプラント周囲の組織は、天然歯に比べ歯周病に対するバリア機能が弱い構造をしています。
インプラントを良好な状態で維持していくためには、的確なセルフケアと歯科衛生士による専門的なクリーニングが不可欠となります。
当院には、日本口腔インプラント学会認定専門歯科衛生士、日本歯周病学会認定衛生士も在籍しております。
患者さまお一人おひとりに適したケア方法をご指導し、口腔内の衛生管理をサポートいたします。 -
1次手術
治療計画に基づき、インプラント体を顎の骨に埋め込む手術を行います。インプラントの手術は日帰りで、手術規模により1時間~3時間かけて行います。手術時には局所麻酔を施すため、痛みのない処置が可能です。また、当院では、基本的に局所麻酔と静脈内鎮静を併用しますので、うたた寝しているような状態で緊張することなく、リラックスした状態でインプラント手術をお受けいただけます。
静脈内鎮静法について詳しく見る -
待機期間
手術後は、インプラント体と顎の骨が結合するのを待つ期間に入ります。待機期間は患者さまの骨の状態によって異なります。どれくらいの期間が必要かは、1次手術中に顎の骨の状態を確認し、歯科医師からお伝えさせていただきます。
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2次手術
1次手術で埋め込んだインプラント体が結合したことを確認できたら、その上部にアバットメントを装着するための2次手術に進みます。インプラント体は歯茎の下に埋まった状態であるため、まずは歯茎を切開して、頭の部分をあらわにします。そこに、歯肉の形を整える支柱を装着して、補綴処置開始まで1週間~2週間待ちます。小規模な外科処置であるため、術後に歯茎の腫れや痛みを生じる場合があります。また、患者さまの骨の状態によっては、1次手術と2次手術を同時に行うケースもあります。
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補綴処置
支柱を取り外してアバットメントをインプラント体に装着し、その状態で型取りを行います。当院では型取りに口腔内スキャナーを用いており、小型デジタルカメラでお口の中をスキャニングして、3Dデータとして取り込むことが可能です。採取した3Dデータを基に、歯科医師や歯科技工士が患者さまと話し合いながら、上部構造(人工歯)の色、形、並び方について相談し、決定内容に従って作製を致します。
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定期的なケア
インプラントは人工物なので虫歯にはなりませんが、歯周組織の炎症によって支えている骨が溶けて、抜け落ちるリスクはあります(インプラント歯周炎)。費用と時間をかけて入れたインプラントを長く口内で機能させるためには、毎日のホームケアと歯科医院での定期的なメインテナンスが欠かせないのです。
当院では歯科衛生士が行うメインテナンスにより、患者さまに可能な限り長くインプラントをご利用いただけるようにサポートをしてまいります。きちんと噛めて快適な生活を送り続けられるように、お口の管理をさせていただければ幸いです。
インプラントを用いた治療に伴う
一般的なリスク・副作用
- 健康保険は適用されません。
- 自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも費用が高額です。
- インプラントの埋入には外科手術が必要です。インプラント体と骨が結合するまでに数ヶ月要します。骨の厚みを増やす骨造成を行う場合は、さらに期間を必要とします。
- インプラントの手術は顎骨が成長しきった方が対象です。また、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方、授乳中の方は、その期間中には手術を受けられません。
- 高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、インプラント手術を受けられない場合があります。手術を行う場合、服薬中のお薬が影響する場合があるため、事前に歯科医師またはインプラントコーディネーターまで申告してください。
- 手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合は約1週間で落ち着きます。
- 手術時に下顎神経に触れた、あるいは近かったなどの影響から下歯槽神経の損傷を起こし、知覚異常や鈍麻などが現れる場合があります。神経の圧迫、損傷、切断が起きた場合はインプラントを撤去します。また、状況によっては経過を見たり、内服薬で治療を行ったりする場合もあります。
- 手術後、薬剤の服用によって眠気やめまい、吐き気などの副作用が現れるケースがあります。
- 手術後に喫煙や飲酒をすると治療の妨げになるため、1週間は控えてください。
- インプラントの耐用年数は、患者さまの口腔内の環境や生活習慣(顎骨や歯肉の状態、咬み合わせ、歯磨きの技術、メインテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)によって異なります。
- 毎日の口腔ケアが不十分でプラーク(歯垢)が多く残っている場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こし、インプラント体が脱落する可能性があります。
麻酔薬の使用にともなう
一般的なリスク・副作用
- 健康保険は適用されません。
- 静脈内鎮静法は、薬剤の影響や既存の全身疾患との関連から、重篤な副作用を引き起こす可能性があります。既往症のある方は特に注意が必要です。事前に問診を行いリスクや注意事項をしっかりとお伝えしております。
- 脳貧血による悪心、吐き気、手足の震え・痺れは、麻酔薬の影響ではなく緊張状態や麻酔注射時の疼痛によるものです。
- 麻酔が切れるまで口の中の粘膜や唇の感覚が麻痺しています。唇を噛んだり、やけどをしたりしないよう、お食事は控えてください。
- アルコールの摂取は血流を増加させ、出血、腫れ、痛みを増す可能性があります。飲酒は避けてください。
- 場合によっては気分が悪くなることがあります。
歯科用CTの使用に伴う
一般的なリスク・副作用
- 健康保険は適用されません。
- 基本的には自費(保険適用外)での診療であり、保険診療よりも費用が高くなります。
- 検査中はなるべく顎の動きを抑える必要があります。
- 検査時の放射線量は、医科用CTの1/10程度に抑えられます。人体にはほぼ影響がありません。
- ペースメーカーを使用している方や、体内に取り外せない金属類がある方、妊娠中または妊娠の可能性がある方は、検査を受けられない場合があります。